AS ALWAYS
HC-0001/\2,500 (tax.in)
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iTunes Mitsuko Komuro

AS ALWAYSジャケット写真  


 


Give Me a Reason 
詞曲 小室みつ子

Rivers to Cross
  

詞 小室みつ子 曲 小室みつ子 土屋公平

Empty Eyes
 

詞曲 小室みつ子

バランス
 

作詞作曲 小室みつ子

Walking on the Way
 

詞 小室みつ子 曲 土屋公平

Gettin' Back to Dreams
 

詞 Lisa Wilson 曲 小室みつ子

Rain of You
  
詞曲 小室みつ子

朝もやのRailway
 
詞曲 小室みつ子

百億の出会いよりも
 
詞曲 小室みつ子

Helpless Night
 

作詞作曲 小室みつ子


Produced by 土屋公平 小室みつ子
Arranged and Guitars by 土屋公平
Piano by 小室みつ子

ブックレットにはこのアルバムの制作へと私を導いてくれた出来事を つづったエッセイ収録。

7年ぶりのアルバムです。2000年の末に突然解散した The Street Sliders のギタリストであり、友人である土屋公平さんに、プロデュース&アレンジをしてもらいました。10数年、Sliders のファンだった私は、公平さんのギターに惚れてました。だから、一緒にアルバムを作れることになって、「ああ、彼なら絶対私の望むサウンドがわかってくれる」って思って、嬉しかったです。Funk や R&B の彼と、私の志向は微妙に違ってはいますが、しかし、音楽リスナーとしてはあまり変わらないとは思ってます。今回は、私が子供の頃にハマったウェストコーストなサウンド(カーラ・ボノフ、イーグルス、ドゥービー、カーリー・サイモン、ニール・ヤング、キャロル・キング、、、などなどのアーティストが蘇ります。身体に染み付いた懐かしいサウンド)――ギター・サウンドを、公平さんに作ってもらいたくて、彼も私の曲を気に入ってくれて、大事なアルバムが生まれました。キイボードで作った曲を、ギタリストが解釈してアレンジするってのも、おもしろいし、今回はバッチリ成功でありました。

写真入りRECレポートのページ。


Give Me a Reason
(C) Mitsuko Komuro   

 

Give me a reason, baby, baby. (理由を与えて)
Give me a reason.

あなたの背中を 見送った道
たどりつく場所も なくした
抗えない記憶 冷ややかな高い空
まぶしさにおびえて ひとりで 動けない

立ちすくんだ心 揺さぶって
今 強く
歩き続ける意味 与えて

Give me a reason, baby, baby.
Give me a reason.

岸から離れた 古いボートのように
漂うあしたが 見えなくなる
きれい過ぎる嘘と やるせない笑み
あなたの偽りも 今では 懐かしい

行き先のない胸 揺さぶって
激しく
見失ったわけを 教えて

立ちすくんだ心 揺さぶって
今 強く
歩き続ける意味 与えて 私に
Let me know where to go, what to do.
(どこへ行くべきか 何をすべきか 私に教えて)
You can give me a reason to live on.
(あなたなら私に 行き続ける理由を与えられる)
Let me know where to go, what to do.
You can give me a reason to dream on.
(あなたなら私に 夢を見続ける理由を与えてくれる)

Give me a reason, baby, baby.
Give me a reason, baby, baby.
Give me a reason.

 


一番最後に作った曲です。バーズ風なアレンジ。ウェストコーストらしいギターフレーズと、公平さんならではのグルーブしてるリズム(これは、ミドルテンポの曲どれにも言えるんだけど)に乗って、歌っていても気持ちがいいサウンドでした。歌詞を考えている時に、公平さんが「どんなのにするの?」って言うので、明るい曲調だったので、「そうだなあ、わりと普通のラブソングにしようかな」って答えたら、「うーん、逆につらい感じの内容がいいと思うんだけどなあ」って言われて、なるほどと思い、ひとりで立って、行き場を無くしている気持ちを書いてみたら、確かにそっちの方がぐっときました。的確なアドバイス、公平さん、さんきう!

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Rivers to Cross
(c)Mitsuko Komuro

いくつもの河を越えて
何度も波に打たれて
欲しいものも わからないまま
過ぎてきた日々

懐かしい香りのする
この胸に頬を寄せて
たどりついた やっとあなたに
I believe you could set me free.
(あなたなら私を解放してくれると信じてる)

孤独を突きつける Silence (静寂)
(Let it go, just forget) (あるがままにさせておけ 忘れるのさ)
望みを打ち砕く Distance (距離)
(Let it go, take a rest) (あるがままにさせておけ 一休みするのさ)
強さを試される Patience (忍耐)
(You'll never have to go) (もう二度と行く必要はないよ)
忘れさせて もう 渡りたい河はない

居場所のないこの世界
押し流されて生きてる
この腕の中で 今
息をつきたい
これ以上は 進めないから
I believe you could set me free.

出口を求めてる Passion (情熱)
(Let it go, just forget)
恐れを隠してる Fashion (流行)
(Let it go, take a rest)
安らぎを知らない Emotion (感情)
(You'll never have to go)
信じさせて もう あなた以外いらない

孤独を突きつける Silence
(Let it go, just forget)
望みを打ち砕く Distance
(Let it go, take a rest)
強さを試される Patience
(You'll never have to go)
忘れさせて もう 渡りたい河はない


2001年3月、このアルバムを作ることが決定し、公平さんと一緒に、リハーサルスタジオで、セッション&プリプロダクション(前制作)を始めました。まずは、彼の前で自分の曲を弾きつつ、コード進行などチェック。それから、少しずつ一緒にセッションして、互いに慣れていきました。ツアー中の今(9月)に思い返すと、なんとも昔のような感じ。よくぞここまで形になったなあ…って気持ちです。そして、この曲は、そういうプリプロのセッション中に、スタジオでできた曲でした。私が、なんとなくコードを弾いてほぼ形になっていたメロをハミングしてたら、「あ、それいいよ。これで作ろう」ってことになって、サビの構成やコーラスなどは、公平さんがアイディア出してくれて、一緒に作った曲です。この曲はバナナイエローのSGでセッションしたもの。間奏のギターはうなってます。歌ってます。歌詞はわりと素直に出てきたかな…。ジミー・クリフの「Many Rivers to Cross」という曲が好きで、そういう世界観で女性の歌を書きたかった…。タイトルはそこから思いきり取ってるし(^^;;; 曲も詞も、自然に出てきた感じの出来あがりです。

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Empty Eyes
(c)Mitsuko Komuro

袖の長い青いシャツと
ソバカスの赤い頬
古くなったアドレスノート
切り過ぎた髪

あの子は今夜も出かけて行くの
消えそうな笑顔をまとって

You talk, you smile, you dance
(あなたは話し、あなたは微笑み あなたは踊る
欲しいものは何 どこにあるの
Is this LIFE? Is this LOVE? Is this DREAM?
(これが人生? これが愛? これが夢?)
いくつもの夜明け見ていた
あの子の Empty eyes

夜の海を泳ぐように
街中をさまよって
星に腕を伸ばすように
夢を見ている

誰にも従わずに ひとりきり
あしたも選びきれなくて

You shout, you laugh, you cry.
(あなたは叫び あなたは笑い あなたは泣く)
愛す人は誰 どこにいるの
Is this LIFE? Is this LOVE? Is this DREAM?
いくつもの恋を数えた
あの子の Empty eyes

今までに どこかできっと
あなたと擦れ違った
そばにいて 肩を抱いて
朝が近づくまで

I've been waiting for you.
(あなたのことをずっと待っているの)
欲しいものは何 どこにあるの
Let me know when you come.
(来る時は教えてね…)
いくつもの夜明けを見ていた
あの子の…
I've been waiting for you.
(You shout, you laugh, you cry.)
愛す人は誰 どこにいるの
Let me know when you come.
(Is this LIFE? Is this LOVE? Is this DREAM?)
いくつもの恋を数えた
あの子の Empty eyes


昔のアルバム「Say You Want Me」からの曲をリアレンジしました。好きな一曲で、前のアルバムの方では、わりと大仰なアレンジでしたが、今回はアコースティックギターがさらりと、しかしせつなくからみつつ、ごく薄いアレンジです。言葉がきちんと伝わってくる感じで、薄いアレンジはいいかも。大好きだったカーラ・ボノフがよく歌っていた、孤独感…。それを思いだします。いや、このアルバム全体に、孤独感がテーマのように存在する感じです。孤独が嫌いじゃない私…。もちろん、淋しい時もある。誰かがそばにいてホッとすることはたくさん。ほどよく、すがすがしい孤独を求めつつ、理解やコミュニケーションを求めている、なんかアンビバレントな気持ちが、私の中にあるのかも…。

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バランス
(c)Mitsuko Komuro

 

冷えた空気 そっと忍び込む
10月の窓に 腰掛けて
黙り込んだ背中
かける言葉 何もみつからず
ドアを開け放ち 飛び出して
歩き出す夜の街

追いかけてほしいのに 今こそ
崩れてく 愛のバランス
ただじっとみつめてる

見知らぬ顔 聞き慣れない声
ただ他愛なく 笑い合えた
あの日のあなたじゃない
不意に強く 視線振りほどき
横顔のまま 遠くなる
瞳が哀しくて

あなたを分け合ってる 誰かと
きのうも今日も明日も
ひとり占めできなくて

手をつなぎ行く過ぎる 恋人たちの
あたりまえの未来が 今はまぶしい

追いかけてほしいのに 今こそ
崩れてく 愛のバランス
ただじっとみつめてる
あなたを分け合ってる 誰かと
きのうも今日も明日も
ひとり占めできなくて


これも昔のアルバム「WISH」からの曲です。思いきり、イントロのギターのリフが、土屋公平節です(笑) プリプロのスタジオである日、ラフアレンジしてきたMDを聴いた途端、「おお、このリフがいい〜!」と、しびれました。以前のアルバムのアレンジもかなり好きですが、全く違う曲みたいです。アコースティックギターをこれほど、力強く、そして温かく弾ける人はそういない。そして、BEATが生きている。ピアノが自然にからめました。まるでいっしょに作ったのか…ってくらい、違和感のない仕上がりにびっくりしてます。

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Walking on the Way
(c)Mitsuko Komuro

 

On the street 石ころ 蹴飛ばし
サエない顔してる stranger
By the wall あてのない 目をして
壁にもたれてた tripper
退屈だって No, No, 憂鬱だって
変わらない everywhere

Slippin' down くずれた 階段
すべり落ちても alright
Steppin' on 坂道 駆け上る
暗闇 かわして Good night
これからだって Yeah, Yeah, 今日からだって
始めるの everyday

You don't have to be somebody else.
(君は別な誰かになる必要ないんだ)
止まらない 風になって
Keep on walkin' on, Somebody tells.
(歩き続けていくんだ、と誰かが言う)
曇らない 空になって
Walkin' on the way (この道を歩いて)

Friday night エデンは 汚れて
怠惰な夢を売る cheatin’(騙してる)
Find yourself 真夜中 隠れてる
本物に 会いたくて chasin’(追いかける)
今だってそうで Yeah, Yeah, いつだってそうで
探してる every night

You don't have to be somebody else.
濁らない 河になって
Keep on walkin' on, Somebody tells.
染まらない 色になって
Walkin' on the way

Then you're comin' around.(そして君はやってくる) どんな日も
軽く流して
So I'll be there. (だから私もそこに行くわ) いつも なんか cool
We've gotta walk in there side by side.
(ふたり並んであそこに歩いていかなくちゃ)

You don't have to be somebody else.
止まらない 風になって
Keep on walkin' on, Somebody tells.
曇らない 空になって
You don't have to be somebody else.
濁らない 河になって
Keep on walkin' on, Somebody tells.
染まらない 色になって
Walkin' on the way
Walkin' on the way
Walkin' on the way


公平さん作曲のFUNK BEAT。ゴキゲンです。一曲、曲作ってくれるというので、すごく楽しみにしてました。もう期待以上のすばらしい曲を書いてくれました。でも、彼としては、私の曲と違和感があるかもという、わずかな不安があったかもしれません。「僕が書くと、不良になっちゃうぜ(笑)」と言ってました。私が「うん、いいよ、不良になりたい(笑)」と答えたら、「なりたいってところで、もうダメだな(笑)」って笑われました。いや、十分不良中年だと思うんだけどね、私(^^;;; それはともかく、ゴキゲンなBEATの曲を与えられて、新鮮で、私も歌詞を書くのが楽しかったです。できて、メールで送ったら、公平さんも喜んでくれて、ホッとしました。ライブでも、この曲は盛りあがります。やってるほうも楽しいっす。

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Gettin' Back to Dreams
(c)Lisa Wilson

 

Lately I've been dreamin' 'bout the good old days,
gatherin' memories to hold -
visitin' the feeling that we used to have
when our story wasn't quite so old.

Is the fire long behind us?
When did the passion end?
Can desire find us again?

Come with me to yesterday -
through the dusty "used-to-bes" -
find a way of gettin' back -
gettin' back, gettin' back to dreams?

Just what happened to the hunger in our eyes?
Haven't seen it for a while.
How'd we drift into this practical routine?
When exactly did we change our style?

And I need so much to want you
the way I did before.
Want so much to need you once more.

Maybe yearnig still survives -
somewhere in the memories.
How can we start getting back -
gettin' back, gettin' back to dreams.

Come with me to yesterday -
through the dusty "used-to-bes" -
find a way of gettin' back -
gettin' back, gettin' back to dreams?
gettin' back, gettin' back to dreams?
{和訳}

このごろ 思い出たちを集めては
古き良き日を夢見ている
かつて私たちが持っていた感覚
私たちの物語がそれほど古くなってない頃…

私たちの背後にある炎は長い?
私たちの情熱はいつ終わったの?
欲望は私たちをまたみつけてくれる?

一緒に"昨日"に帰りましょう
ほこりまみれの "かつて" たちを越えて
あの夢見た日々に戻れる道を探しましょう

私たちの目の中にあった"渇望"はどうしたの?
しばらく見てないわ
いつのまに現実的な日常に移り変わったの?
私たちのスタイルはいつ変わったの?

あなたがとても欲しい
以前のような気持ちで
もう一度あなたを必要としたいの

多分"切望"はまだ生き残っている
記憶のどこかに
どう始めましょうか
夢見た日々に戻るために 戻るために
一緒に"昨日"に帰りましょう
ほこりまみれの "かつて" たちを越えて
あの夢見た日々に戻れる道を探しましょう

これは、ずっと温めていた曲です。10年来の友人のLisa Wilson(作詞家、レコード会社勤務。アメリカ人)に、何年も前に歌詞を書いてもらってました。アメリカで楽曲を売り込みたいというふたりの夢で…。で、アメリカで女性シンガーに頼んで、R&Bっぽいアレンジでデモテープを作りました。あと何曲か増やそうと言っているうちに、Lisaも私も忙しくなっちゃって…。夢の計画もそのままです。お気に入りの曲なので、そのまま今回のアルバムに入れました。公平さんは、この曲を聴いた途端、「70's in San Fransisco だ!」と、R&Bとは、全く別な方向のアレンジを提案。Lisaにその言葉を伝えたら、「完璧に理解! それは素敵!」って答えてました。サイケな時代ぽいかき鳴らしアコースティックギターに、繊細なトレモロギターをかぶせ、それにまた、エレキギターのリフ…。このリフがまさに、70's の味を出しているんです…このリフ、めちゃ好き(T_T) って、泣いてどーする。

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Rain of You
(c)Mitsuko Komuro

 

遠いあの国のかなたの空で
燃え上がる火を何度も見ていた
君にまた会うためなら 戦うこともできる
正しくなくても

選ぶ道ない砂漠 歩くように
毎日をただ過ごしているだけ
君を抱き締める夢を 今夜も見続けたい
倒れ込むベッド

Rain over the sand
乾いた心に 君の雨を降らしたい
Rain over the sand
決して満たされず
砂の中に 深く沁みて

薄い夜空にまたたくエアプレーン
疲れた兵士のように眠る鳥
君を取り戻せるなら どこでも飛んで行ける
傷ついてでも

Rain over the sand
さまよう心を 君の雨で慰めて
Rain over the sand
眠ることのない
ビルの街で 明日が見えなくて Rain of you

あの声と あのぬくもり うまく思い出せない
Rain over the sand
乾いた心に 君の雨を降らしたい
Rain over the sand
決して満たされず
砂の中に 深く沁みてゆくよ Rain of you

遠いあの国のかなたの空で
燃え上がる火を何度も見ていた
おだやかに夜が明けるこの街で
君は今どこで 誰と眠るの


9月11日、アメリカで同時多発テロが起きました…。私のツアーの初日が14日で、もう動揺したまま、北海道に発ちましたっけ…。なんとも酷いテロです…。巻き込まれた人たちの気持ち、残された人たちの気持ちを思うと、言葉もありません。この曲は、「Jumpin' Over」というアルバムに入っていた曲ですが、今回はピアノメインにアコースティックギターが優しくからんだ、薄いアレンジにしてみました。この曲があまりに、あの映像とリンクしてしまって、ライブで歌うたびに、動揺してしまいます…。正しくなくても、愛するもののために戦うことはできるかもしれない…。そう思いつつ、平和な日本にいる自分のことを顧みながら書いた曲ですが、さて…。事件以来、アメリカの様子を見ていると、不安になります。テロは許しがたいし、報復したい気持ちもわかる。しかし、報復戦争をまともに始めたら、長期戦の泥沼になりそうです…。愛するものを失った個人的な痛みや憎しみは、国家とは別に果てし無い歴史を繰り返します…。正義はひとつではなく、国家ごと、民族ごと、宗教ごとにあるでしょう。誰もが被害者でもあり、加害者でもある…。難しいですね。世界が深みにはまらぬことを、ただただ、祈るばかりです…。

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朝もやのRailway
(c)Mitsuko Komuro

 

夜明け前のホームに立って
朝一番の電車を待つわ
子供の頃ずっと 夢見てた風景は
誰かと手をつなぎ この町出ること

なのにひとりで ここに来ている
あなたはまだ 何も知らない
手紙を開けても 追いかけはしないでしょ
守るものがきっと あなた引き止めるから

Steppin out of where we are
(私たちがいる場所から外に踏み出して)
行き先はわからないけど
Steppin out of where we are
もう迷わない
Steppin out of where we are
グッバイ 優しすぎる人
Steppin out of where we are
そのままで

恋した心 傷つけるなら
百通りも選べたのに
ありふれた嘘でも 裏切りでもよかった
だけどあなたはだた 真実を告げるだけ

Jumpin' over the days of pain
(痛みの日々を飛び越えて)
今走り出したこの道
Jumpin' over the days of pain
戻らない
Jumpin' over the days of pain
グッバイ 正直過ぎる人
Jumpin' over the days of pain
もう 戻らない

このままじゃ 同じあした迎える
朝もやの Railway
連れ出して ここから 後悔する前に

Steppin out of where we are
行き先はわからないけど
Steppin out of where we are
もう迷わない
Steppin out of where we are
グッバイ 優しすぎる人
Steppin out of where we are
あなたは変わらないわ
Sun is rising...

Jumpin' over the days of pain
I'll be on my own. Let me go.
(ひとりきりになるわ。行かせて…)
Jumpin' over the days of pain
I'll be, I'll be alright.
(私はだいじょうぶ)
Jumpin' over the days of pain
I'll be on my own. Let me go.
Jumpin' over the days of pain
I'll be, I'll be alright.


カントリーテイストの一曲。またもや、公平さんのストラトが、気持ち良く鳴ってます。いやあ、新鮮。スライダーズファンの方も、BBSに書いてくれましたが、公平さんがカントリーテイストのギターを弾くなんて。しかし、グルーブ感がちゃんとある。もう、本当に、一緒にやって良かったなあって、思うだけです。この曲は、アルバム「Jumpin' Over」に入ってました。懐かしい曲が、ギタリストによって、ほんまもんのギターサウンドで蘇ってくれて、嬉しいです。歌詞の内容も、カントリーなイメージで書きました。カーラ・ボノフの、「Lose Again」 (リンダ・ロンシュタットが歌ってヒットした曲です)という曲の歌詞の世界に、ちょっと影響されてるかも。

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百億の出会いよりも
(c)Mitsuko Komuro

ドアに向かわないで
まだ夜明けは来ないから
今夜逃せばきっと あなた見失う

今 新しい あしたへと
走り出す あなたが見えるわ
止まらない imagination (想像する力)
その心導く
Stay tonight, my love. (今夜はそばにいて 愛しい人よ)
Don't say good-bye now. (今はサヨナラを言わないで)

たとえ 百億の
出会いを繰り返しても
二度と あなたと同じ人には会えない

ずっと ひとりきり抱えてた
淋しさの 答えがわかった
本当の communication
もう一度教えて
Stay tonight, my love.
Don't say good-bye now.
Don't say good-bye now.


光りの向こうで 手を振る背中が消えて行く
ひとりきり抱えてた
淋しさの 答えがわかった
本当の communication
もう一度教えて
Stay tonight, my love.
Don't say good-bye now.
Don't say good-bye now.


「Simple Dreams」というアルバムに入っていた曲。以前のヴァージョンとは、打って変わってロックテイストなアレンジを、公平さんが提示してきて、びっくり。エレキギターが最初からがんがん鳴ってます。おお、こんなに力強くなるんだなあって、驚きました。この曲は、TMN が解散した時に、ファンの人たちの気持ちを想像しつつ書いた曲なんですが、去年、The Street Sliders が突然解散した時、私も純粋にファンの気持ちで彼らのラストライブをみつめていました。バンドが解散するのって、本当につらいですね。でも、それぞれがまた、新しいことに向かっていくんだろうと、見送るしかない…。そういう気持ち…。

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Helpless Night
(c)Mitsuko Komuro

 

途切れた言葉探す 電話越しの静けさ
冷たい 夜の海に 漂うまま 遠くなる

この街 走り抜けて あなたのドアたたいて
朝まで 何も言わず 抱きしめたい Helpless night (救いのない夜)

Baby, just hold on and hold out.
(踏みとどまって、乗り切って…)
閉じないで ひとりきりにならず
Let me be with you, be with you.
(一緒にいさせて…)
心まで たどりつかせて

その胸 突き刺してる 痛みの意味 知りたい
あなたを救えるのは あなた以外 いないけど

窓越し 同じ空に 違う今を 見ている
この世界 つなぎとめる 言葉は何 Helpless night

Baby, just hold on and hold out.
手がかりも つかめない苦しみ
Let me be with you, be with you.
遠くから みつめるのがつらい

どんなに 想ってるか 伝えきれず 終わる夜
あなたを救えるのは あなた以外 いないけど
Helpless night Helpless night


「救いのない夜」というタイトル通り、落ち込んでいる大好きな人の心にたどりつけない気持ち、やるせなく、ただ言葉を探しあぐねて、窓越しの空をみつめてる…。そういう歌です。この曲は、2年くらい前に書いていたんですが、歌詞がもうひとつ気に入らなくて、やっとこれだという歌詞をつけられて、今回のアルバムに入れることができました。この曲だけ、公平さんの提案で、生ピアノ一本で入れています。スタンウェイの生ピアノは、ぞくぞくするくらい、深く温かく、美しい音色をしてました。あのピアノのタッチが未だに忘れられません。あのスタジオのあのピアノ……ああ、また弾けたらいいな。

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