ゼロよりも少ない始まり
(c) Mitsuko Komuroゼロよりも少ない始まり 恐れることはない You have nothing to lose (失うものは何もない)
痛みは生きるための Warming up 折れた翼をまたはばたかせて何もかも 思い通りに行かず うつむく夜がある
そびえ立つ見えない壁 力尽きて君は泣いた
ふるえてる肩を抱きしめても
救えない自分にいらだったよ
僕にできることは どんな日も
君を泣かさないことさ ひとりきりで Oh my girl今 飛ぶ前の長い助走 君は息切らすよ Don't forget your dream (夢を忘れるな)
闇の砂漠さえも 越えていけ 誰のものでもない 夢を抱いて一億の溜息がもれてくる 夜の街角から
誰もが何かにいつも 試されては闘ってる
ガラクタにまみれたこの街で
君と生きてゆくと決めた日から
少しだけ僕は 強くなったのさ
くじけそうな日は 思い出して Stay with youゼロよりも少ない始まり 恐れることはない You have nothing to lose
痛みは生きるための Warming up 折れた翼をまたはばたかせて君の心を傷付けるものは
先回りしてでも 消し去りたい
僕にできることは どんな日も
君を泣かさないことさ ひとりきりで Oh my girl今 飛ぶ前の長い助走 君は息切らすよ Don't forget your dream
闇の砂漠さえも 越えていけ 誰のものでもない 夢を抱いて
ゼロよりも少ない始まり 恐れることはない You have nothing to lose
痛みは生きるための Warming up 折れた翼をまたはばたかせて
Don't forget your dream Don't forget your dream
You have nothing to lose
Don't forget your dream Don't forget your dream
You have nothing to lose
Don't forget your dream Don't forget your dream
You have nothing to lose
Don't forget your dream Don't forget your dream
You have nothing to lose作詞 小室みつ子
作曲 MIYABI
ウツの3枚目のソロアルバムです。TM とはまた違うソロというステージで、のびのびと歌っているウツがいました。ソロへの意欲がすごく感じられて。
この曲好きです。作曲が MIYABI さん(ロックバンド VISION のメンバー)だったんですね。VISION にも何曲か作詞をしたので、懐かしいです。エッセイ集で書いた覚えがあるけれど、80年代のアメリカ文学界で台頭した若手作家のひとりブレット・イーストン ・エリスの「レス・ザン・ゼロ」(直訳すれば ゼロより少ない)という小説のタイトルがヒントになりました( とゆーか、そのままじゃん)。タイトルが先に決まることは、私の作詞歴の中でも少ないほうです。私にとっては、タイトルを考えるのが一番むずかしいです。サビのフレーズをそのままタイトルにするという、ある意味楽なほうを選びがちです(^^;;;
感じて heart beat 僕のAngel 裸の君を 抱きしめたい
愛情のかたち 教えてよ 君にならもっと 縛られたい
今までの生き方を shocking ! 揺さぶられた
色あせたビルの街 自由という名の孤独
抱えてさまよってた 君に会うまで むなしく
I couldn't hope, I couldn't sleep
( 望むこともできず 眠ることもできなかった)
ひと夜かぎりの愛 探し
I couldn't hope, I couldn't sleep
何も信じきれないまま
こんなに heart beat 君となら どんな未来も 怖くはない
存在価値ある その胸が やすらぎの場所 離さない
単純すぎてる 生活に 二人のリズム 刻みたい
今までの生き方を shocking! 揺さぶられた
移り気なこの都会 ななめに見ては暮らした
求める心をいつか なくしかけてた毎日
I couldn't dance, I couldn't dream
(踊る事もできず 夢見ることもできなかった)
君が僕を目覚めさす
I couldn't dance, I couldn't dream
汚れのないその瞳で
感じて heart beat 僕のAngel 裸の君を 抱きしめたい
愛情のかたち 教えてよ 君にならもっと 縛られたい
単純すぎてる 生活に 二人のリズム 刻みたい
今までの生き方を shocking! 揺さぶられた
こんなに heart beat 君となら どんな未来も 怖くはない
存在価値ある その胸が やすらぎの場所 離さない
感じて heart beat 僕のAngel 裸の君を 抱きしめたい
愛情のかたち 教えてよ 君にならもっと 縛られたい
感じて heart beat作詞 小室みつ子
作曲 西村まつとし
この曲も好き…というか、このアルバムの曲は、今でもすぐメロを歌える。忘れっぽい私なのに。私のウツのイメージとしては、「ゼロよりも…」よりこの曲のほうが近いかなあ。
ウツは、ほとんど感情を表に出さない人です。そして、人間をしっかり観察してる。この私も相当見抜かれています。みんなといても、ふいに物思いにふけって、誰かが呼びかけていても気がつかないこととか、とっくに話題が変わっているのに気がつかず突然前の話題のこと話しだして、みんなを「???」ってさせたりすること、よーく見てて、打ち合わせで私のボケのフォローしてくれたりします。「ずっと考えてたんだよね。前の話がみっこちゃんの頭の中でだけ続いてんでしょ」って…。いいところも見ていてくれるというか、本当に私が苦しんだときは、後で「よくやったよね」とか言ってくれます。いいやつだー。
くちびるを かみしめて 君は そこに立ちすくんでる
どしゃぶりの雨の中 ふたり 言葉なくしてた
争いは 突然の 稲妻のように降る
責めあって 傷付けて 優しさ見失って
その瞳 そのしぐさ 心が迷子になる
今ここで 失えば 永遠に会えないよ no no no
手探りで 求めてる 君の 正直な気持ちを
ぶつけてよ そのままで 二度と 君から逃げない
愛情は 何度でも 試されては育つ
十年も 百年も ふたりで 乗り越えたい
その髪に その腕に もう一度 触れさせて
今ここで 決めないで さよならは言わせない no no no
いつかは 笑える日がくる
(Don't give up your love)
今のことが 嘘のように
それまでは 離さない
争いは 突然の 稲妻のように降る
責めあって 傷付けて 優しさ見失って
その瞳 そのしぐさ 心が迷子になる
今ここで 失えば 永遠に会えないよ
その髪に その腕に もう一度 触れさせて
今ここで 決めないで さよならは言わせない no no no
(Like a thunder, something got me down. ooh Baby)
(稲妻のように 何かが僕をうちのめした)
(Like a thunder, something got me down. ooh Baby)
(ooh Baby ooh Baby)作詞 小室みつ子
作曲 石井妥師
誰かと激しいケンカをしたとき、それで別れるか、逆に愛情を確かめ合えるか、その分かれ目ってなんなんでしょうね。生きていて、人と接していると、男女間だけでなく一番大事なことって、「許す」ってことだと思ってます。互いを理解しあって、許し合って、続けていけるんじゃないかな。
そういえば、ウツが本気で怒ったところを見てないです。あ、私が本気で怒るとこも、ウツだけじゃなくて、TM のメンバーも見たことないだろうけど。私、めったにないけど、本気で怒ると、けっこう恐いらしいです(友人談)。とことん突き詰めて、理路整然と相手を責めちゃったりする。「許す」ことを、私ももっと学ばなければいけないなって思ってます。
乾いた風が吹き抜ける
山を 染める朝焼け
まっすぐのびた あの道を走りだそう 今
どこまで 君と行けるだろう
けして 手を離さずに
別々の過去 背中に捨てたら 始まりさ
野性の叫び 呼び戻せ 身体に眠る 大地の歌
嵐の夜は 抱き合って ぬくもり与え合い眠るよ
君と二人で何もいらないI will run through the night
(この夜を抜けて走ろう)
愛するものがいるだけで
人は強くなれるよ
初めて君と迎えた夜明けに わかったのさ
狼の声 耳すませ うなだれた勇気を励まそう
凍える夜は 灯をともし 終わらない夢を語り合う
君とあしたが あるだけでいいI will run through the night
野性の叫び 呼び戻せ 身体に眠る 大地の歌
嵐の夜は 抱き合って ぬくもり与え合い眠るよ
狼の声 耳すませ うなだれた勇気を励まそう
凍える夜は 灯をともし 終わらない夢を語り合う
君とあしたが あるだけでいい
I will run though the night
Run through the night
Run through the night
Run through the night作詞 小室みつ子
作曲 すみかわとおる
この曲のタイトルは、映画からそのまま使ってしまいました。俳優としてもすばらしいショーン・ペンが初めて監督した映画が、「Indian Runner」。地味な映画だけれど、ものすごく好きです。ショーン・ペン自身の懺悔と苦しみが透けて見えるような映画です。歌詞の内容は映画とはほとんど関係ないですけど。
歌詞のイメージは、トム・ベレンジャー…と書いても、誰もわからんちゅーに…。タイトルは忘れちゃったけれど、アメリカの広大な山脈で、ほとんど隠遁して生きている孤独な男が事件に巻き込まれて、山深く走りまわって助けたある女性を愛してしまうって話。愛する人ができた途端、それまで投げ出していた人生が、生きる意味を持って輝く……というような話です。
うらぶれたというか、やさくれたトム・ベレンジャーに惚れました。 「グラディエーター」で惚れた ラッセル・クロウ となんか似てるかも。まず生き方がヘタ。素朴で純情そうで人が良さそうでタフそうでここぞという時は雄々しく戦うタイプ。…と、まったく歌詞と違う話になっちゃった。失礼。後は風景的にも憧れで想像しました。どこかから、狼とかコヨーテの声が聞こえる地平線まで見えるような広大な大地で、火をともして眠る…。横たわる大地の匂いと、頭上には降りかかるような星々。――そういうなんか男っぽい風景をウツが歌ったらどうかなあって思って書きました。この曲のメロディ、アレンジもばっちり、私が想像した風景に似合ってます。